「ALWAYS~三丁目の夕日~」を見た
現在劇場上映中の「ALWAYS~三丁目の夕日~」を淡路東宝で見てきた。 そしたら、貸し切り状態だった。観客は私ひとり。 淡路をご存じない方のために。 大阪市の一番北に位置する下町で、私の住んでいる吹田市に隣接している。私の家からは二駅、約十分。 いや、はじめて行ったのだ。 何となくこの映画を見るのにふさわしい感じがした。行き帰りに目にする風景が、似つかわしいような…。...
View Article「ALWAYS~三丁目の夕日」のシナリオを読む(1)
雑誌をタダで手にいれる方法を発見したので、普段は読まない「月刊シナリオ」1月号を取り寄せてみた。 すると「ALWAYS~三丁目の夕日」のシナリオが掲載されていた。 この映画への感想は、このブログでも一番トラックバックやコメントを頂いている記事。ちょっとシナリオを読んでみた。...
View Article「ALWAYS~三丁目の夕日」のシナリオを読む(2)
「ALWAYS~三丁目の夕日」のもうひとつの主要な柱となるのは、茶川竜之介と古行淳之介、および石崎ヒロミからなる”擬似家族“が形成されていくストーリーだ。 淳之介が茶川の家にやってきたいきさつは、こうである。 (1)ヒロミが以前踊り子として働いていた劇場の支配人が淳之介をヒロミのところに連れてくる。淳之介の母親は、かつてヒロミと友達だった。...
View Article「ALWAYS~三丁目の夕日」のシナリオを読む(3)
茶川と淳之介の関係は、私にはどうにも父親と息子にはみえない。 どっちかというと師弟関係、あるいは共作者の関係ではないかと見える。 そこが明確に描かれておらず、無理にヒロミを巻き込んで擬似家族に仕立ててしまっているあたりが「薄い」イメージの元凶かな、と思われる。...
View Article「ALWAYS~三丁目の夕日」のシナリオを読む(4)
あまりこの映画のことばかり書いているのもなんなので最後にするが、今度はメインストーリーではない、サイドのエピソードについて見てみる。 どこかにこの映画の舞台となっている昭和33年について「貧しくて不便だったけど、将来には希望が満ち溢れていた」時代というようなことが書いてあった。(どこだっけな)そこで、今回はこの時代について、シナリオではどのような描き方をされているのか、を見てみる。...
View Article「ALWAYS~三丁目の夕日」をみた
心地よく作り物めいた世界。 劇場でみた時あれほど現実感を帯びていた昭和33年の世界が、ブラウン管でみたらこんなにも作り物めいてしまうとは思っていなかった。スクリーンだけでなく、さまざまな画面で見られるという今の映画の限界といってもいいだろうか。いずれ、テレビ放映もされるだろうから、その時どう見えるかが楽しみではある。...
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